中型自動車免許奮闘記
こんばんは!福士です〜
本日、先月2月の始めから3月にかけて丸1か月を要した今年最大であろう気が気でない日々に終わりを告げることができましたので、まとめてご報告させてください。
2月に入ったとはいえまだ夏には早い肌寒い沖縄です。本来なら楽しい休暇期間中なのですが、私だけ憂鬱な日々が始まったのでした。実は会社からの要請で中型自動車免許取得のため2月3日から沖縄本島那覇市に滞在しているのです。基本的に宿泊先のホテルと自動車学校を行き来し過ごす毎日、それも自動車学校では1日に2時間しか教習ができないというシステムがあって、就業時間の中で1日3時間教習に費やす時間(移動に前後30分)それを受けたら後の5時間はフリーとなってしまうのでした。これで出張扱いとなるのだから、側から見たら自由で楽なひと時に見えるかもしれませんが、私にとっては苦痛の毎日に過ぎず、毎日どのように過ごせばよいのか思い悩む日々の始まりなのでした。
ご存知の方もいらっしゃるかと思いますが私は犬🐕を飼っておりまして、愛犬以外に家族のいない私にとって愛犬を残して家を空けることは苦痛以外の何ものでもなく非常に困ってしまう出来事なのです。想像してみてほしいのですが、四六時中一緒にいて仲良しの仲間が突然帰らなくなり独りぼっちになる事を。事情を理解することのできない犬は人間よりも時間の流れが6倍違う、つまり10日間留守にすることは犬にとって2ヵ月留守にしていることになるのです。それを考えると早く帰らないといけないという気持ちが強くなるのは当然で、今回もいつもお世話になっている動物看護師夫妻にお預かりをお願いし、最短最速の完全予約制でなんとか渋々免許取得に踏み切った感じでした。
しかし、そんな用意周到したのにも関わらず、4日目にして教習でつまづいてしまい、これが元で教習期間が長引くことに(そのまま継続しても更に1週間ほど延びてしまう)。でも気持ちはそんなに落ち込んでおらず、それはそれでいた仕方ないということなので、スッキリ気持ちを切り替え一旦引き上げ改めて日程を設定し卒検にトライする方向で進めることにしました。
でも、ほんと中型自動車免許恐るべし!😵です。というか自動車学校を舐めていたかもしれません。ただ、教習さえ受ければ簡単に取得出来るものと甘く考えていたことがそもそもの間違いでした。とりあえず、仮免まではしっかり取れるよう入校前からスケジュリング等でお世話になっていた事務員さんに改めてスケジュールを組んでいただく。いつもご親切にご対応くださり感謝しかありません。更にお手数をおかけしてしまい本当にすいません🙇
こうして今回は仮免までの前半戦のみとなってしまいましたが、最終の卒検ではできるだけ最短で済ませられるように、仮免を一発合格することや受講可能な教習を全て残り5日間で受講しておこうと思い予約をお願いすることに。
さて、後は残りの期間と余った時間をどのように有意義になものにしていくか?考えてみました。優先事項として①教習に役立てられること②ガイドとして知見を広げる③事業立ち上げ業務、この3点を考えてみると意外にレンタカーでの観光巡りが適していることが分かったので、せっかくの沖縄本島なので、こういった機会でなければ出来ないこととしてじっくり那覇近郊を観光することにしました。その内容はこの前のブログでご紹介しています、よかったらご覧ください。
ざっとここまでが前半の出来事。その後、一旦西表に戻って仕切り直しとなりました。
来る2月29日、最終卒業検定に向けたプロジェクトを開始。今回は最短で3泊4日の予定です。
教習予約スケジュールについては、当初からとても親切に対応していただいている事務局のOさんが作ってくれており、それに従って滞在日程を用意すればよいだけになっていて前回同様にとても助かりました〜
さて、今回は正念場です。スムーズにいけば3月2日の卒業検定を受けて合格すれば終了、気合いが入ります。でも、思っていた以上に簡単ではない中型免許。過去、免許を取得して来た方々の話を聞くと卒検一回は必ず落とされるらしく、多い人では8回連続落ちた方もいたようです。その方は出張で1カ月以上帰って来なかったとのこと‥
29日当日はまずは危険予測のシュミレーター教習、学科の様なものと考えていたので〝楽勝〟なんて呑気に構えていたところ、やはり教習はそんな甘くはなかったのです。教職員の方が「気持ち悪くなったら言ってください」と言うので何のことか?と思いつつシュミレーターに乗って運転開始。始めからなんか違和感があるのを感じながら運転していると徐々に目眩のような😵💫気持ち悪さがしだいに増してきて10分ほどで船酔いのような状態になってしまいました。吐きそうになってきたのでたまらず教職員さんに声をかけると直ぐに止めてくれて10分ほど休憩させてくれました。休憩で少し回復し再開、またもや5分ほど運転すると吐きそうに。再度休憩させてもらって何とか回復、一応基準時間(シュミレーター運転)をクリアできたという事でこれにて終了となりホッと安堵する、こんな酷く気持ち悪い思いをしながら危険予測できるのかなぁ?とシュミレーター教習の必要性に疑問を感じながらも同じ危険予測のビデオを視聴し2時限の学科が終了しました。そして、1時間空けて夜間走行を受けて一連の教習は終了。今回の第一関門である翌日の見極め教習に備えることに。
見極めとは仮免や卒検に次いで重要なポイント。ある種教習のテストのようなもので、ここで転けるともう一度見極め教習を受け合格しないと検定を受けさせてもらえないのです。因みに前回転けたのは教習の内容の1項目取得が遅れてしまった事が原因、検定試験や見極めで落ちた訳ではないのですが、教習項目で遅れが生じるとは思ってもおらず、教習は受講さえすれば大丈夫👌なんて、高を括っていたことがそもそもの間違いだったのでした。
という事で翌日の3月1日11時30分から見極めを受講、実は事務員のOさんが気を利かせて、万が一、見極めでつまづくことがあった場合に備え午後にも別に2時間予約を押さえてくださっていたのでした。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。幸い一発で難なくクリアでき最終の卒業検定試験を受ける権利を取得、翌日の卒検に備えます。
命運をかけた3月2日土曜日卒業検定試験当日、この日はなんと!仏滅ではありませんか!前々から気になってはいたのですが、最近何故か六曜を気にしてしまう気の小さい私なのであります。
仏滅とは万事に凶である悪日と言われているらしいですが、よく調べると解釈によっては悪縁を断ち切り新たなスタートを切る日とされていて、当に教習所との縁を切ることのできる絶好の機会と捉えてしまった単純極まりない私なのでありました。
そんな楽観的気分で朝一の検定試験の説明を受けて9時30分から本試験に備えます。同じ卒検を受ける方々はやはり若い子が多くほとんどが新たに普通自動車免許を取得するみたいです。中型自動車免許は私を含めて2名のみ、私は2番目ということで20代と思われる若い方が先に検定を受けることになりました。これが逆にプレッシャーとなる事を知らずに後ろ座席に乗り込み気軽に見学。なんと🙄この若い子は難なく路上検定をこなしていて、私から見てもほぼ完璧な運転。それを見た私は沸々と緊張感が増してくるのを感じていたのでした。昔からプレッシャーに弱い私は、己の弱点を知っているが故に更に緊張が高まって、まずい状況になりつつあることを感じているところに私の出番が回って来たのでした。大丈夫、大丈夫〜などと自身に言い聞かし、いざ!出陣!それも一番可能性が低いと見込んでいた第3コースの路上試験、それでなくとも那覇のような繁華街の路上を西表島のような信号機のない道路に慣れている私にどう運転しろというのか、どう足掻いても太刀打ち用のない状況に言い訳を探している反面、どうすれば合格できるのかといった建設的且つ冷静に思考を巡らせ、いつの間にか「まぁ誰もが一度は落ちるらしいので落ちたら落ちたでしょうがないでしょう」なんて呑気に前向きに考えてしまっていたのでした。そんな開き直りが良かったのか悪かったのか?まずは所内コースでバックで切り替え方向転換を難なくクリア、そして路上での本番へ。教習中よく注意された街路樹への接触に注意して進みます。順調に進み検定コースも半ば過ぎた頃、余りにも発声確認を意識し過ぎてしまい、前回転けた原因の〝車線変更の際に重要な側方確認〟が疎かになってしまいました。一瞬ですが、気づいた時には時すでに遅しで減点されていることが明白、この減点はなんと1回で10点!なんとも痛いミスです。合格ラインは70点ですからこれ以上の同じミスは許されません。この1つの失敗が緊張を更に増長させてしまい、ギアチェンジを通常4シフトまで使用のところ5シフトまで入れたりして若干焦りを感じつつもゴールの教習所が見えてきたのでホッと一安心。だが、これがいけなかった〜😖最後の車線変更でまたしても同じミスを犯してしまったのでした。当に致命傷、自己採点では少なくとも20点減点は免れず、残りの10点がいくら残っているかが勝負です。この時点で私の中では合格の可能性は五分五分、検定員の方から後ほどロビーで合否を発表することを受け待機することに。11時40分、担当の検定員の姿が見えロビーの外に促されついて行く、「あれ?ロビーの中で発表しないのは何故?」この時、私は自身が不合格だったことに検定員が配慮して外で発表するものと悟ったのでありました。
でも皆さん、私の悟りはいい加減なものであったようです。なんと!検定員の最初の一言「全員合格です!」てっきり落ちたものと思っていた私はつい笑みがこぼれてしまい、一気に肩の荷がおりたような爽快な気分になったのでした〜😆
やれやれ😅無事に終了〜最終は当日16時30分からの卒業式で卒業証明書を頂いて、これにて完全に教習所と縁が切れることになります。この波之上自動車学校はおそらく沖縄県内最大でありシステムも最先端を行く自動車学校のようです。事務員さんを始め教職員の方々の対応は丁寧で分かりやすく、とてもフレンドリーで親切です。オススメの自動車学校ですよー
なんだかんだで全部で12泊もかかってしまいましたが、最終的には仮免も卒検も一発合格!個人的にも上出来であったと自負しております。正直、長年西表島専門ドライバーであった私には那覇市街を運転することは不可能のように思えレンタカーでさえ借りる気にはなりませんでしたが、そんな事は言ってられず、思い切ってレンタカーを借りて市街地から郊外、観光地巡りなど練習して歩いたことが功を奏したようです。恐る恐るレンタカーで街に出ると徐々に感覚を取り戻していくのが分かり自信に繋げることができました。
本当にこの歳になって自動車学校に通うことになるとは思いもよらず、この1か月余り色んな方々から情報や助言を得ながらただ最短で取得することだけを念頭に進めてきて、なんとか無事に免許取得することができました〜大変は大変でしたけど、でもまぁ〜改めて車の運転について勉強になったし、那覇近郊の観光も満喫できたのでそれはそれで有意義で楽しいひとときだったと考えております。
お世話になった多くの皆様、本当にありがとうございました!
沖縄本島また機会があれば行きたいと思います。さようなら👋皆さんお元気で!
今日も笑顔で感謝
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